リノベーションや新築についてお考えのお客様は報道等にてご存じかと思いますが、現在木材の価格が上昇している状態です。

そのウッドショックの背景や今後の動向、
「これから新築やリノベーションをしたいけど、どうしたらいいの？」
といった内容について少しばかりですが、お話させて頂こうと思います。

１．ウッドショックの背景について

現在、アメリカでこのようなことが起こっています。

アメリカ政府は、コロナの影響で打撃を受けた経済に対する施策として政策金利（住宅ローン金利）を大幅ダウンしました。
また、早期にコロナを抑え込んだ中国においても、急速な景気回復が進んでいます。

これらの条件により、アメリカや中国において住宅に対する需要が高まり、必然的に木材に対する需要も急増しました。

そこで木材の奪い合いとなっているのですが、日本はこの木材の争奪戦に負けてしまいます。
その理由は…日本の品質管理基準の高さ、にあります。

そうなのです、日本は品質にとてもうるさい国なのです。
それに対して、アメリカ、中国は基準が緩く、売り手としては「売りやすい」のです。
何かとうるさい相手より、「別にそれでいいですよ」と言ってくれる方に売るのは自然な流れです。

…ということで、今まで日本に入ってきていた木材がアメリカや中国に流れ、少ない木材の奪い合いが起こり価格が急騰している、という状態になっています。
※「輸入材がダメなら国産材を使えばいいじゃないか」とお考えになるかもしれませんが、これもまたそう単純にはいかないようで…

そのほかにも世界的なコンテナ不足（資材を運ぶには大量のコンテナが必要で、これもまた奪い合いになっています）も原因のひとつとされています。

２．ウッドショックはいつまで続く？

このウッドショックがいつまで続くのか見通しがたっていない状況ですが、しばらく続くというのが大方の予想のようです。

３．新築やリノベ、今やるべき？

ひとつ言えることは、
「現在、お住まい（新築でもリノベーションでも）についてご検討中のかたは、できるだけ早く動いた方がよい」
ということです。

お子様の学校関係やお仕事の都合等で
「この日くらいまでには新しい住まいで暮らし始めたい」
というご希望がある場合は、早めに木材の確保をしたほうが良いからです。
少しでも早く木材や住宅設備を確保したほうが価格を抑えることができるというのが現状です。

「将来的にはやりたいけれど、しばらくの間は建替えもリノベーションも必要ないかな～」
というかたは、もちろん無理に動く必要はないかと思います。

しかしながら、今後も木材や住宅設備が値上がりする可能性もある、ということを考慮に入れていただければと思います。

実際にやるかどうかは別として、早め早めに検討して知識等を蓄えておくことは、決して無駄にはなりません。


…ということで、新築やリノベーションについてご検討中のかたは、お早めにご相談いただけますようお願い致します。
まだ検討段階で…ということでも歓迎ですので、お気軽にご相談ください。
もちろん、お見積りは無料です。
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